電磁波レーダー探査(電磁波レーダー探査)とは
電磁波レーダーを用いて建造物の非破壊検査・診断を行います。 飛行機や船舶、気象レーダー等にも広く使用されている電磁波レーダーと仕組みは同じです。
探査機からコンクリート内部に向けて放射された電磁波は、コンクリート内部に伝搬しコンクリートと埋没物(鉄筋・塩ビ管・空洞等)の誘電率の違いから異なる反射波を探査機に返します。
電磁波レーダー探査は、探査表面に探査機を走らせて内部の様子をレーダーで解析します。
X線撮影のように、裏側にフィルムを貼らずに探査ができるため、裏側に入り込めない土間や梁、橋脚などの配筋調査。人通りが多くX線を出すことが出来ない場所の探査に有効です。
電磁波レーダーの電磁波は弱いので害はありません。X線のように立ち入り禁止エリアを設ける必要はありません。
弊社が使用しているストラクチャスキャンHR(GSSI社製)は電磁波レーダー法による密集配筋・配管の水平分解能を大幅改善、高深度300mm以上可能。多重反射波が極めて少ない鮮明画像が得られる事により密集配筋・電配・空洞・クラックジャンカ(コンクリートの打継面)の検出、探査が画像にて可能。
最新式のストラクチャスキャンXTは更に高深度400mmが可能。有電線の判別も可能です。